２年前のある日
久々に会った
ブラジル仲間に言われた
「ジロさんは仕事が出来て
サンバが出来て
うらやましいです」
その仲間は
仕事がなくて
家族を養えなくて
静岡に出稼ぎに行った
あんだけの才能で
あんだけのエネルギーで
生活が出来ない
よって
音楽が出来ない
なんかちょっと悲しかった
現実は苦くて塩辛くて
それでも自分は
今までサンバは続けてる
ただみんなが楽しんで
サンバして
オレも楽しい
この流れなんてのは
オレも予想できたり
計画できたりして
できあがったもんやないんよね
踊ることも
歌うことも
仕事することも
遊ぶことも
恋愛することも
生きることも
すべてのいきていく才能
まさしくギフトであり
それをヒトとヒトが
交換しあって生きていく
とかね
おいジロ
偉そうに考えたりするな
思いあがんなよ
おまえはまだ未熟
がむしゃらに無心に
ただやればよいんだよ
どこからからそんな声が
聞こえてくるよ
深い意味なんてないのかも
ブラジル人はただ遊び上手だ
なんてね
昨日のことを思い出して
仲間とやりとりした
走り書きをブログに
アップしてみたよ
音楽のことだけ
考えていれば良い
自分の中の
そんな時間は終わった
そして今がある
